今回ご紹介している店舗兼文庫スペースでは、気密測定の結果「C値0.3」という高い気密性能が確認されました。C値とは、住宅全体の隙間の量を示す数値で、一般的に1.0以下で高気密とされる中、0.3という数値はトップクラスの性能です。冬の冷たい隙間風や夏の熱気を防ぎ、室内の温度を快適に保てるだけでなく、省エネ効果も期待できます。大切な本を守りながら、人にも心地よい空間を目指しました。
建物の完成とともに、外構工事も着々と進んでいます。現在はアプローチ部分の仕上げ作業中。写真は、コンクリートの上にヴィンテージ風の木板を配置し、自然な風合いを演出しているところです。一枚一枚の配置にもこだわり、来訪者をやさしく迎えるアプローチに仕上げていきます。内装だけでなく、外からの印象も大切に。まもなく完成予定ですので、ぜひ仕上がりを楽しみにしていてください。
現在工事が進んでいる新しい空間が、少しずつ形になってきました。今回のプロジェクトは、「想いの文庫」として、地域の方々が気軽に立ち寄り、静かに本と向き合える場所を目指しています。
写真に写るのは、職人さんが丁寧に仕上げてくださった無垢材の本棚。やわらかな木の質感が、空間全体にぬくもりを与えています。また、天井にはランダムに並ぶ木材がリズミカルなアクセントとなり、まるで森の中にいるような安らぎを感じさせてくれます。
完成後には、ご主人が大切に保管していた文庫本や歴史書、文学作品などが棚に並び、誰もが自由に本を手に取れるようになります。読書だけでなく、ちょっとした立ち話や、思い出を語り合える場所として、地域に開かれた「小さな文庫館」をつくっていきたいと思っています。
これからも工事の進捗とともに、少しずつご紹介してまいりますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
2025.5外観:サイディングを貼りました
落ち着きのある色合いにしました
2025.5内部の作業が続いています
文庫スペースは勾配天井です。高い所で4m近くあります
2025.4無事上棟しました。建物の大きさが見えます
2025.3基礎工事が始まりました
2025.3地縄張り